2018-11-27 第197回国会 参議院 外交防衛委員会 第4号
日本は、一九九三年にTICADプロセスを立ち上げて以来、常に日本はアフリカとともにある、アフリカの開発におけるアフリカ自らのオーナーシップと、それに協力する国際社会のパートナーシップというのを重視していこうというのが日本のアフリカ外交の柱でございます。
日本は、一九九三年にTICADプロセスを立ち上げて以来、常に日本はアフリカとともにある、アフリカの開発におけるアフリカ自らのオーナーシップと、それに協力する国際社会のパートナーシップというのを重視していこうというのが日本のアフリカ外交の柱でございます。
こうした状況を踏まえまして、我が国は、TICADプロセスなどを通じてアフリカにおける気候変動や砂漠化対策にも取り組んでまいりました。二〇一六年のTICADⅥでも重要な議題の一つとして取り上げられています。
我が国といたしましても、引き続き、アフリカ開発会議、TICADプロセス等を通して日・アフリカ関係の強化に一層取り組んでいく考えでございます。 また、欧州五か国については、委員御指摘の調査結果がある一方で、アジアで最も信頼できる国を問う設問については、日本は中国を抜いて最上位に位置付けられております。
他方で、我が参議院のODA特別委員会でも、アジェンダ二〇六三の採択のときにも、TICADプロセスとの調和というのはとても大事だよという話もさせていただきました。また、政府もアフリカ連合委員会との協議も通じてしっかりとやっていただいていると私は思いますが、そうだとすれば、所管替え等もあり得ますので、大臣の私はイニシアチブというのはとても大事だと思っています。
また、アフリカ連合による「アジェンダ二〇六三」の採択に鑑み、TICADプロセスと調和させ、真の自立への支援を進めていくべきである。 十二、持続可能な開発のための資金調達とタックスヘイブン、腐敗、汚職の防止 タックスヘイブンや腐敗、汚職によって開発資金が適切に使われないばかりか、これらの行為が必要な資金を収奪し巨大な損失を与えていることが明らかになっている。
ですからこそ、このTICADプロセスを主なチャンネルとして強化するということがより重要になるわけです。日本が効果的な形でアフリカとエンゲージすることにおいて、TICADプロセスというのはとても重要です。 それと同時に、委員長、七十年間、これまでブレトンウッズの体制というのが続いてまいりました。今こそ改革が必要だというふうに考えております。
○委員長(赤石清美君) 政府開発援助等に関する調査のうち、アフリカ開発の今日的課題、日本及びTICADプロセスに期待される役割に関する件を議題といたします。 参議院政府開発援助等に関する特別委員長の赤石清美でございます。よろしくどうぞお願いいたします。 この際、当委員会を代表いたしまして一言御挨拶申し上げます。 本日は、ようこそお越しくださいました。
TICADの歴史、二十年ございますが、初めてということで、TICADプロセスでもこれは画期的な一つの一里塚であると思います。それはTICADが目指す思想が一つ結実したということのあかしだろうと思います。
背景には、いわゆるTICADプロセスを通じまして、我が国は一九九三年以来、アフリカ諸国を支援してきました。そして、その中身ですが、単なる援助だけではなくして、それが技術移転ですとかあるいは雇用創出にもつながる、この辺りが日本らしい支援ということで高く評価されてきた、こうしたことがあると考えています。
例えば、アフリカにおきましては、アフリカ開発会議、いわゆるTICADでございますが、TICADプロセスを立ち上げて、現在に至るまで、アフリカの開発において我が国は主導的な役割を果たしてきております。 さらに、国連安保理の非常任理事国には、加盟国中で最多の十回選出され、国際の平和と安全に関する問題にも積極的に取り組んでまいりました。
成長著しいアフリカとのパートナーシップをTICADプロセスを中心に一層強化します。エボラ出血熱の流行に対し、引き続き切れ目なき支援を実施します。 海洋、宇宙空間、サイバー空間を含む国際公共財における法の支配の実現や強化に尽力します。海における法の支配の三原則に基づき、開かれ安定した海洋の維持発展に、主要国、関係国と連携し、取り組んでまいります。
成長著しいアフリカとのパートナーシップを、TICADプロセスを中心に一層強化します。エボラ出血熱の流行に対し、引き続き、切れ目なき支援を実施します。 海洋、宇宙空間、サイバー空間を含む国際公共財における法の支配の実現や強化に尽力します。海における法の支配の三原則に基づき、開かれ安定した海洋の維持発展に、主要国、関係国と連携し、取り組んでまいります。
いずれにいたしましても、繰り返しになりますけれども、アフリカは大変目覚ましい経済成長を遂げつつあり、日本外交のフロンティアであり、引き続き昨年のTICADⅤで表明した支援策を着実に実施するとともに、TICADプロセスを発展させ、今後とも、質の高い成長や人間の安全保障を重視した日本らしい支援を行っていく考えであります。
○国務大臣(岸田文雄君) アフリカへの支援ということで申し上げるならば、我が国は二十年前から、中国を始め他の地域がアフリカに注目する以前からTICADプロセスを開始し、アフリカに対する支援に取り組んでまいりました。
各国からは、TICADプロセスの開催頻度を上げてもらいたいなど、積極的な意見が相次ぐという状況でありまして、TICADプロセスに対する手応えを感じた次第であります。
私からは、昨年一年間で今後五年分の四分の一に当たる支援を既に行ったことを報告し、多くの国から謝意が示されるなど、我が国の対アフリカ外交及びTICADプロセスの信頼性に大きく資するものとなりました。
こうした厳しい現実に対して、先ほども保健分野においての我が国の取組を申し上げさせていただきましたが、そもそもこのTICADプロセスにおきましては、このTICADⅣ、前回のTICADにおきまして我が国は、この五年間でアフリカ向け保健分野における四百三十億円の無償資金協力、技術協力の実施、あるいは一千か所の病院及び保健センターの改善、さらには十万人の保健医療従事者の研修実施、こういった公約を前回のTICADⅣ
○国務大臣(岸田文雄君) 委員御指摘のように、TICADプロセスですが、一九九三年にスタートをし、二十年間の月日を積み重ね、昨年横浜でTICADⅤを開催することとなりました。
そして、TICADプロセスの中でも感じましたことは、アフリカからは、我が国に対する期待、評価は大変高いものがあり、その中にあって、従来の援助から、やはり投資に対する期待が高まっている、こうしたことを感じました。そして、この投資ということの真意ですが、要は、単なる援助ではなくして、技術移転とかあるいは雇用、こういったものを生み出す支援であってもらいたい、こういったことだと感じています。
TICADプロセスを通じてアフリカ諸国との連携を深めていると言いながら、安保理改革に向けた我が国の取組に対してアフリカ諸国の支持を取り付けることはできず、TICADの外交上の意義に大きな疑問符を付けざるを得ないと思いますが、外務大臣の御見解、御意見を賜れれば有り難いと思います。
いずれにしましても、こうしたTICADプロセスにおいては、互恵的な関係をしっかりつくっていくというのが我が国の姿勢として大変重要だと考えています。決して譲ったとか押し込まれたというようなことではないと認識をしております。
佐藤委員御指摘のとおりに、我が国は、近年目覚ましい成長を遂げる躍動のアフリカに対しまして、TICADプロセスを基軸とした積極的な外交を推進をしています。 実際、過去十年間で我が国は二十大使館を新設をしてきました。このうち九つがアフリカ公館でもございます。また、今年の七月に在南スーダン大使館も開設をされる予定にいたしております。
TICADⅤは、TICADプロセスの開始から二十周年を記念する節目の会合であり、これまでの対アフリカ支援をしっかりと総括し、積み残された課題や新たに生じている問題等を確認した上で、国民生活の向上に向けたアフリカ諸国の自主・自立的な取組を今後更に効果的に支援していくことを目標に、国際社会としてより実効性ある支援戦略と方針を決定することが期待される。
TICADプロセスでは、従来から言われておりますようにオーナーシップとパートナーシップ、こうした原則を大事にしてまいりました。オーナーシップとパートナーシップ、要は自主性と、そして共に前進する、こうした姿勢を大事にしながら、これからも取り組んでいきたいと考えております。